トレーナー=マッサージ屋さん
だと思っている人がけっこういらっしゃいます。
日本のトレーナー業界の歴史的に、鍼灸あマ指師や柔整師の方たちが
治療やケアができる人ということで沢山活躍されていた経緯もあります。
歴史から書くと大変になるし、他の多くの資格のことも書かなくてはいけなくなるので省略します(笑)
「トレーナー」と言っても定義が曖昧ですし。
何が言いたいかというと、私はマッサージ屋さんではありません、ということです。
トレーナーを目指したときからそうですし、専門学校で勉強していたときもそうです。
現場を見て初めて知りました。主にマッサージしかしないトレーナーさんもいるということをです。
別の現場ではそれとは逆に、やはりトレーナーはマッサージ屋であるべきではないというトレーナーさんもいました。
何でもかんでも揉んで解決させるのは良くないと。
私も賛成です。
整形外科に勤めていてもずっと思っていたことですが、対処療法以上のことを患者さんは求めています。
雨漏りして部屋中水浸し→「じゃあバケツを置こう、ほらもう大丈夫。」→「わーい」
本当に「わーい」なのか?まだ雨漏りしてますけど!!!
みたいなことです。
一生バケツ置いて生きていくんですかと。
そもそも、その雨漏りの原因を見つけて直しましょう。
その方がハッピーでしょ。
もちろん、揉んでほぐして欲しいという要望に応えなくてはいけないときはできる限り応えたいと思ってます。
そもそも、辛いリハビリやトレーニングをするよりも、受動的に何かしてもらってる方が楽ですから、そういう需要が多いのは納得してます。
いつもストレスにさらされているアスリートにとってはリラックスできる貴重な時間でもありますし。
あるときTGFのお客さんに言われてハッしたことがあります。
「マッサージ屋に毛が生えたようなことしてちゃダメだよ」
私に対して言われたわけではないですが、
あー、そういう風に思われてるんだなーと。グサっと刺さりました。
その時にマッサージ屋だけにはなるまいと思いました。
まぁでも、サッカーやラグビーの現場は少ないけれど、
野球やゴルフの現場では多い気がするのです。マッサージ屋要望が…。
求められることにシフトしないといけないのか…。
難しいところですね。
とりあえず、雨漏りの原因を見つけて直す方のプロを目指しています。